習慣に入り込むこと
何をやるにしても、始めることよりも続けることの方が大変だということを最近になって実感するようになった。
性格的に好きなものでないと続かないというのもあるのだが、習慣化されている生活リズムに対して新しいことを取り入れようとすると、どこかしらリズムを変えることになる。
この習慣というのは厄介なもので、今まで何度も繰り返して身についたものであり、ある種の癖のようなものでもある。それを変えようとするということは当然ながらストレスが発生してくる。今までの習慣を変えるだけの効果やメリットを得られないと思ってしまうと、物事はおそらく続かないだろう。
だからこそ、プロダクトやサービス作りは相手の生活習慣であったり、行動様式を理解しなくてはいけない。そこから設計・開発を行い、そのプロダクトが相手の生活を劇的に楽にするだけの価値を持ったものにする必要がある。
逆に相手の立場に立ったものでない、強制的に使わせるようなプロダクトは、よほど困っていなければ手にも取られない。もし、使われたとしてもすぐに辞めてしまう可能性が高いだろう。
相手の習慣はなんですか?
その習慣の中で不便であったり、不満に思っていることは何ですか?
そのうえで私たちが提案できることはなんですか?
この投げかけを常に忘れず、相手の生活習慣や行動様式を考えた上でのプロダクトやサービスを作っていきたい。